イールスキンとは。財布を長持ちさせる正しいお手入れの方法を紹介
日本ではあまりなじみがない「イールスキン」は何の革なのがご存知ですか?
海外ではフ、ァッションアイテムとして各有名ブランドが取り扱うことも多いイールスキンの特徴とお手入れの仕方を今回はご紹介いたします。
イールスキンとは
牛革や山羊革などはよく聞くレザーの種類ですが、イールスキンは聞きなれない革製品の名前なのではないでしょうか。
イールスキンは「ウナギの革」を使った革製品を指します。
うなぎは英語で「ell」なので、そのままイールスキンと呼ばれています。
私たち日本人はウナギと聞くと「うな丼」のウナギを想像しますが、イールスキンに使用されるウナギは食用ではないアブラウナギを使用しています。
イールスキンの特徴は、他の革製品にはない軽やかさと光沢です。
例えば牛革でできた長財布が200g程度するとしたら、イールスキンの財布は僅か136g程度しかありません。
また、イールスキンは牛革と比べて薄いという特徴もありますが、薄くて軽いからといって丈夫ではないというわけではありません。
薄くて軽い、でも丈夫なのがイールスキンなのです。
イールスキンはエナメルのようなツヤや発色が良いという性質があるので、海外ではファッションアイテムによく使用されているレザー製品の一つです。
日本ではあまりイールスキンの馴染みはありませんが、インターネット通信販売などでイールスキンの財布が注目され始めています。
イールスキンのお手入れ
イールスキンに使用されているウナギはもともと水の中にいる生き物ということで、その革は他のレザー製品と比べて水に強い性質がありますが、完全防水というわけではありません。
イールスキンを使った革製品も、他の革製品と同じく水に濡れないように注意して取り扱いましょう。
日常的なお手入れは乾拭きで汚れを取り除くことで十分です。
使い始めて数か月が経つと表面の光沢が失われるので、皮革用クリームなどでうるおいを足してあげましょう。
まとめ
イールスキンはウナギの革を使ったレザーを指し、薄くて軽くそして丈夫という3つの特徴があります。
また、染まりやすくエナメルのようなツヤがあることから、海外ではファッションアイテムとして多くのブランドが取り扱っており、日本でもイールスキンの財布が注目され始めています。
基本的には、イールスキンも牛革など他の革製品と同じお手入れの仕方で十分です。
水に濡れないように気を付けて取り扱うようにしましょう。
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