ライダースや靴で人気のディアスキンとは。お手入れは必要?
コードバンは牛の臀部の革、イールスキンはウナギなど、一言で革といっても様々な種類があります。
その中でも最も私たちの身近なレザー製品がディアスキンです。
では、ディアスキンとはいったい何なのでしょうか?
現代ではライダースジャケットや靴に使用されるディアスキンの基礎知識と、正しいお手入れのやり方をご紹介いたします。
ディアスキンとは
ディアスキンはメスの鹿から採れた革を指しており服や武具など弥生時代から使用されてきた私たちに最も馴染み深いレザーです。
主に靴やライダースジャケット、手袋などに使用されていて蒸れにくく、身体になじむためストレスなく使い続けることができます。
ディアスキンの特徴は、なんといっても人間の肌のようなしなやかさと柔らかさです。
「レザーのカシミア」と呼ばれるディアスキンは、繊維が細いため牛革などほかのレザーと比べて柔らかいのが特徴。
極細の繊維が集まりながらいくつも絡み合い、さらにそこにコラーゲンが絡みつく構造のため、他の革製品と比べてディアスキンは水に強く、皮製品によっては洗うことができるというのも魅力です。
しかし繊維が細かいということは傷つきやすく、剥離しやすいということになります。
ただこれをデメリットではなく、皮製品ならではのアジとみるレザーファンの方も多く居らっしゃいます。
ディアスキンのお手入れ
ディアスキンはお手入れがほとんど必要ないレザーなので、レザー初心者の方におすすめです。
日常的なお手入れは、ブラシでやさしく撫でてホコリなどのゴミを取り除くだけで十分。
汚れが気になる場合は、起毛専用の汚れ取りスプレーを汚れているカ所に噴射して、ブラシで叩くようにして取り除けば綺麗になります。
まとめ
ディアスキンはメスの鹿革のことを指します。
人の肌のようにしなやかで柔らかいのが特徴で、弥生時代から武具や衣類として使用されてきました。
主にライダースジャケットや靴、手袋などに使われていて、柔らかくてしなやかなディアスキンは、身体にフィットするのでストレスなく使い続けることができます。
お手入れも基本的には必要ないレザーなので、初心者の方におすすめです。