ブーツや財布に人気のシープスキンとは?
簡単にできるお手入れのやり方
ここ数年流行が途絶えないムートンブーツや、女性向け手袋、ジャケットなど、柔らかくしなやかな素材で女性らしさを際立たせるのに欠かせないシープスキン。
今回は、そんなシープスキンとは。正しいお手入れのやり方をご紹介いたします。
シープスキンとは
生後1年以上が経過した羊の革のことをシープスキンと言います。
シープスキンの特徴は、何と言ってもその温かさです。
羊の祖先は寒冷地で暮らしていたため、革自体に脂肪の穴が多く空いており、革をなめした時に断熱性と保湿性を高くするために空洞を多く残すことができるため、手袋やブーツなど様々な冬用アイテムに使用されています。
シープスキンは、キメ細かくて薄い革ならではの柔らかいレザーというのがもう一つの特徴です。
しかしこの柔らかさは牛革と比べると強度に劣る面があるため、ベルトや重たいものを入れることを想定したバッグなどにはシープスキンは使われていません。
シープスキンのことを「ムートン」と呼ぶことがありますが、シープは英語表記。ムートンはフランス語表記なので、国によってシープスキンの呼び方が異なります。
しかし最近では、モコモコとした素材のシープスキンの事をムートンと呼ぶことが多くなりました。
シープスキンのお手入れ
シープスキンは脂肪を多く含んだ革なので、カビが発生しやすい革製品です。
そのため通気性の良い場所で保管するようにし、水に濡らさないように気を付けましょう。
日常的なメンテナンスは、ホコリなどの小さなゴミを柔らかい乾いた布や、馬毛ブラシでブラッシングをするだけで十分です。
シープスキン素材の革製品を使い始めて数か月経つと表面のツヤが損なわれてくるので、定期的にオイルを塗って油分を補充してあげましょう。
まとめ
シープスキンは生後1年を経過した羊の革のことです。
ブーツを中心とした靴や、ジャケットや手袋など秋冬ものに使用されるレザーの一つで、きめ細かくて柔らかいのが特徴です。
薄くて柔らかいということは耐久性に劣る面がありますが、強度が必要な革製品にシープスキンは使用されないのでそこまで気にしなくても問題ありません。
日常的なお手入れは乾いた布でホコリを取り除き、定期的にオイルで油分を補充してあげるようにしましょう。
詳しい革製品のお手入れにはこちら