梅雨の時期は急な雨で革製品が濡れてしまったり、クローゼットや靴箱などの保管場所が高温多湿になったりすることで、雨染みやカビが繁殖する原因となってしまいます。
梅雨の時期に知っておきたい革製品の正しいお手入れ方法をご紹介します。
革製品が雨に濡れたときのお手入れ方法
梅雨の時期は、突然ゲリラ豪雨に見舞われ、お財布やカバンなどの革製品が濡れてしまうことがあります。そのまま放っておくと雨染みの跡が残り、濡れたところから菌が繁殖し、カビや嫌な臭いの元となってしまいますのできちんとお手入れしましょう。
1.乾いた布で拭く
タオルや不要になったTシャツなどの乾いた布で、ポンポンと優しく叩くようにして水気を拭き取ります。固い布でゴシゴシ拭き取ると革が変形してしまう恐れがあるので注意してください。 2.布で包んだ新聞紙を詰める カバンなど形崩れが気になるものは、丸めた新聞紙を柔らかい布で包み、革製品の中に詰めましょう。新聞紙を直接入れると革製品が汚れてしまう恐れがあります。 3.風通しの良い場所で陰干し 風通しの良い日陰で乾かします。ドライヤーや暖房で急激に乾かすと、ひび割れや痛みの原因になりますのでお止めください。 4.ケアオイルやデリケートクリームを塗って乾かす 専用のケアオイルやデリケートクリームを革製品全体に薄く塗り広げて保湿し、しばらくそのまま置いて浸透させます。 5.仕上げ 革製品が乾いたら、ブラッシングや柔らかい布で乾拭きをして仕上げます。 |
POINT!
お天気が気になるときは、革製品用の防水スプレーを使用しましょう!
革製品にカビが生えてしまったときのお手入れ方法
梅雨の時期に革製品をクローゼットや靴箱に保管していると、高温多湿で風通しの悪い環境によりカビが生えやすくなります。
専門業者にクリーニングを依頼しよう!
目に見えるほどのカビが生えている場合、革製品の内部にまでカビが繁殖していることが予想されます。素人が対処するには難しく、反対に革製品を傷めてしまうことにもなりかねません。すぐに靴修理店などの専門業者にクリーニングしてもらいましょう。 |
POINT!
・風通しの良い場所で保管する
・湿気の溜まりやすい下段より、上段で保管
・バッグは立てて、他の製品と間隔を空ける
・不織布など通気性の良い袋に革製品と除湿剤や乾燥材を一緒に入れて保管する
・時々は風通しの良い日陰で干して、専用のケアオイルやデリケートクリームで保湿する
まとめ
革製品はたんぱく質やタンニン、油脂などカビの栄養となるものが多く含まれ、梅雨時期の高温多湿の環境はカビが繁殖しやすい環境でもあります。革製品を正しく保管・お手入れして、長く使えるようにしましょう!
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