シンプルなのにおしゃれのアクセントにぴったりなレザーピアスが、おうちで簡単に作れます。レザークラフト(革を使ったハンドメイド)と聞くと、難しそうなイメージがあるかもしれませんが、実は革のはぎれや革紐を使って、初心者の方でも簡単に作ることができるんですよ!
革のはぎれを使った「羽モチーフ」と、革紐1本で作る「みょうが結び」のピアスの作り方をご紹介します。
1.レザークラフトとは
牛革、豚革などの皮革(ひかく)素材を使ったハンドメイドのことを、レザークラフトと言います。ブレスレット、指輪、財布、スマホケース、ストラップ、鞄、ヘアアクセなど、様々な革小物を作って楽しまれている方が多いです。
レザークラフトは、革の素材や小物の種類だけでなく、染色やカービング、金具・コンチョなどのパーツでオリジナリティーが出せるのも魅力です。
本格的なレザークラフトは専用の道具や知識が必要ですが、中には初心者の方でも簡単に作れるレシピもありますよ。
2.【初心者向けレザークラフト】革のピアスの作り方
2−1.革のはぎれで簡単!「羽モチーフ」ピアスの作り方
まずは、革のはぎれを切るだけで簡単に作れる「羽モチーフのピアスの作り方」をご紹介します。
【材料】
・革のはぎれ ・ハサミ ・羽の型紙 ・キリやセンマイなどの穴をあける道具 ・ピアスフック ・丸カン |
革は、はぎれで十分なので、薄くて柔らかいものをご用意ください。ハサミや穴をあける道具は、わざわざ購入しなくても、家にあるもので大丈夫です。また、ピアスのパーツはお好みの形をご用意ください。
羽の型紙は、フリーのシルエット素材を使用すると便利です。以下に羽のシルエット素材がダウンロードできるサイトをまとめました。
シルエットAC
https://www.silhouette-ac.com/ 「シルエットAC」で羽のシルエット素材をチェック! ※https://www.silhouette-ac.com/category.html?sw=%E7%BE%BD シルエットデザイン 「シルエットデザイン」で羽のシルエット素材をチェック! ※https://kage-design.com/2015/01/01/feather1/ Shutterstock https://www.shutterstock.com/ja/ 「Shutterstock」で羽のシルエット素材をチェック! ※https://www.shutterstock.com/ja/search/%E7%BE%BD+%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88 |
もちろん、ご自身で羽の絵を描いて、型紙にしていただいても構いません。
【作り方】
(1)革の裏面に型紙を当て、ハサミで切る。 (2)毛羽立っている切り口を、ハサミで丁寧に処理する。 (3)上部にキリなどで穴をあける。 (4)穴に丸カンを通す。 (5)ピアスのフックを取り付ければ完成! |
お好みで羽の中央にミシンでステッチを入れたり、革用の塗料で染色したり、ビーズやストーンでデコレーションしたりと、アレンジをお楽しみください。
※ミシンを使用する場合は、革が厚いと針が折れる恐れがあるため、十分ご注意ください。
2−2.革紐1本で簡単!「みょうが結び」のピアスの作り方
ご祝儀袋などに用いられる帯紐の飾り「水引」は、置物や髪飾りとしても使用されています。今回は、茗荷(みょうが)の実をイメージした「みょうが結び」のピアスの作り方をご紹介します。茗荷は、「神仏から得られる加護」という意味がある「冥加(みょうが)」になぞらえた縁起物で、幸運を招くお守りとしても使用されています。
【材料】
・革紐(45cm×2本) ・ハサミ ・接着剤 ・ピアスフック ・丸カン(2〜4個) |
【作り方】
(1)輪っかが上にくるようにして、革紐を半分に折る。 (2)垂れた革紐の1本を持ち、輪に向かって、好きな大きさのしずく型を作る。 (3)この時、(1)の輪を1.5cm程度残して、輪の手前に革紐の端を重ねる。 (4)そのまま革紐の端を、輪の後ろにぐるりと周して巻きつけ、下に垂らす。 (5)垂らした革紐を持ち、(2)のしずく型の内側に、一回り小さなしずく型を作る。 (6)革紐の端を、先ほど一周巻きつけた(4)の下に巻きつける。 (7)中央の穴が見えなくなるまで、(5)〜(6)を繰り返す。 (8)最後まできたら、革紐の先端をしずくの穴に通して、後ろに引き出す。 (9)裏返したら、革紐の先端を巻きつけた全ての部分に通して、上に引き出す。 (10)一番最初に作ったしずく型から順に引き締めて、たるまないように整える。 (11)根元で余分な革紐をカットし、ほつれないように接着剤で止める。 (12)みょうが結びの上部の輪に丸カンを通し、ピアスのフックを繋げれば完成! |
お好みで、革紐の太さやしずくの大きさを変えたり、ビーズを通したりして、アレンジを楽しんでくださいね!
2−3.革紐ならかわいいのに簡単!「レザータッセルピアス」の作り方
耳元で揺れるかわいいタッセルのピアス。以前、革のはぎれを使ったタッセルの作り方をご紹介したことがありますが、革紐を使えばもっと簡単に作ることができます。しかも、タッセルの長さも、ボリュームも、色も、すべて自分好みに作れます!
【材料】
・革紐 ・ハサミ ・ピアスフック ・丸カン |
【作り方】
(1)お好みでタッセルの長さを決めたら、2倍の長さで革紐をカットする。 (2)丸カンに好みの本数の革紐を通し、丸カンの位置を革紐の中央まで移動させる。 (3)革紐を半分に折り曲げ、別の丸カンを(2)の丸カンの下辺りで固定する。 (4)タッセル先端の丸カンにピアスフックを取り付ける。 (5)革紐の長さを切りそろえたら完成! |
作り方の(3)で固定する丸カンは、大きなもの1つで固定するか、タッセルの根元が太くて1つでは固定できない場合は、2つの丸カンでタッセルの根元を左右から挟むようにして固定してください。
革紐の色を複数用意したり、革紐の太さや本数を変えたりして、ご自身だけのレザータッセルピアスを作ってくださいね!
2−4.編み込むだけ!ラタン風サークルピアスの作り方
大人っぽくっておしゃれなラタンアクセサリー。革紐とサークルリングを使って編み込めば、ハンドメイドで作ることができます。
【材料】
・革紐(50cm程度) ・メタルフレームまたはニットリング(サークル) ・ハサミ ・接着剤 ・穴付きメタルプレート(2個) ・スタッドピアス(2個) ・UVレジンまたは金属用接着剤 ・丸カン(2個) |
【作り方】
(1)革紐を半分に折り、中央までメタルフレームを移動させる。 (2)向かって左側の革紐を右下に垂らす。 (3)向かって右側の革紐を(2)の上に重ねて左下に垂らし、メタルフレームの下から通す。 (4)革紐を引き締める。 (5)(3)の革紐を、メタルフレームの上を通過して右下に垂らす。 (6)(2)の革紐を(5)の革紐の上に重ねて左下に垂らし、メタルフレームの下から通す。 (7)革紐を引き締める。 (8)(2)〜(7)を繰り返してメタルフレームを一周する。 (9)最後まで編み込んだら、巻き始めの革紐を通す。 (10)余った革紐をハサミでカットして、接着剤で固定する。 (11)メタルプレートにUVレジンまたは金属用接着剤を使って、スタッドピアスを接着する。 (12)(10)の巻き始めに丸カンを通す。 (13)(12)の革紐の切断部分が裏側にくるようにして、(11)の穴に(12)の丸カンを通して完成! |
ピアス付きのプレートを使用する場合は、(11)の工程を省略できます。
また、土台はサークル型が簡単ですが、スクエア型を使用してもおしゃれです。